ビタミンC といえばレモン!になった意外な理由

鮮やかな黄色と酸味が特徴的なレモンの効能

鮮やかな黄色と酸味が特徴的なレモン。その見た目と味わいから、フレッシュでさわやかなイメージが果物です。11月頃、まだ青い状態で収穫される「グリーンレモン」が出回ります。黄色く色づいたレモンは冬から早春が旬です。
レモンは、含まれるビタミンCなどの成分から、皮膚の新陳代謝を活発にしてシミ・ソバカスの沈着を働きがあり、日焼け対策や肌ケアに効果的です。また免疫力を高めて風邪を予防などの効能があります。

レモン

ビタミンC = レモンとなった意外な理由

ビタミンCを含む食べ物には、「レモン○個分」などというフレーズが間違いなく付いてきます。それ程ビタミンCが多く含まれる食べ物として知られているレモンですが、レモンは香りづけなどに使うため、大量に食べることは非現実的です。実際には、レモンからビタミンCの摂取って結構難しいのが現実です。

では何故、ビタミンCを豊富に含む食材はパセリやブロッコリーなど他にもあるのにこのような表現が用いられるようになったのでしょうか?

それは、レモン100gのビタミンC含有量がちょうど100㎎で、ちょうど大人がが1日に必要なビタミンC摂取量と同じことが原因です。さらに、レモン1個あたりには20mgのビタミンCが含まれわかりやすい単位として使われたそうです。まだ食材の栄養表示など細かくなかった時代、レモン=ビタミンCというのが定着したそうです。

ビタミンC=酸っぱいの誤解

レモンの酸っぱさはビタミンCが原因というイメージがありますが、実際にはビタミンCそのものが酸っぱいわけではなく、ビタミンCを豊富に含んでいる食品に含まれているクエン酸が酸味の理由です。
ビタミンCが酸っぱければ、ビタミンCを含むブロッコリーなども酸っぱくなってしまいます。意外と知らない豆知識でした!