本物志向のお野菜って?群馬の二渡さんにお話を伺いました

今回ご紹介するのは…群馬県桐生市の黒保根の山間で野菜をつくる二渡ヒトシさんです。

従来の流通は制約だらけ、本物を届けたい

―― 二渡さんが農業を始めたきっかけは何ですか。

もともとはお花屋さんをやっていたのですが、次第に農業に携わるようになりました。コンセプトは、「本物志向のものをつくる」ことです。従来の流通に乗せるということを考えると、どうしても早くに収穫しなければならないという制約が出ていました。早くに収穫すると栄養が足りなかったり、以前扱っていたお花で言うと、うまく咲かなかったりするものが出てくるのですね。それを自分でやることにしました。今は自分たちが持っていける場所やマイファーマーのような直接お客様に届ける仕組みなどを利用することにしています。できる限り長く育てると、素材の持ちが違うとともに、味が全然違うのです。土から栄養を十分に得ているのですね。

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―― お花屋さんから農業に変わったのは何かきっかけがあったのですか。

農地があったというのもありますた。ただ、一方で、不況の影響で花の市場が縮小傾向にあったということもあります。ただ、花屋をやっていたときも、自分の家族向けには野菜を作っていたのですが、スーパーなどで買っててくるのとは味が全然違うと感じていました。この味を一人でも多くの人にわかってほしいと思うようになり、農業をやろうと決めました。

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まずはいろいろな人の野菜を試して食べ比べてほしい

―― これからはどんなことをやっていきたいですか。

いろいろと情報発信をしながら、お客様と接する機会を持てるようにしたいと考えています。最近ブログを始めたのですが、少しずつコメントをもらえるようにもなってきました。マイファーマーの会員のみなさまにお伝えしたいのは、まずはいろいろな人のものを試して、食べ比べてほしいということです。もちろん、その中で私の農家が選ばれればうれしいですが、それぞれの好みや好きな味があると思います。まずは試して、本来の野菜の美味しさを味わっていただき、友達などにも話してもらえたらなーと思います。
そうやって関心を持つ人が増えることで、日本の農業全体が発展していくのではないかと思っています。
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