伊江島ナイトで沖縄のあたたかさと、全粒粉の小麦で出来た沖縄そばに舌鼓

沖縄伊江島の小麦農家さんの挑戦

11月の代官山マルシェには沖縄伊江島から小麦を生産する農家さんがいらっしゃいました。代官山マルシェ後、「沖縄伊江島ナイト」として、農家さんとの交流会を行いました。その様子をレポートしてみたいと思います!

代官山マルシェの会場は昼の装いから一変して、ゲストの皆さんを迎える準備が整っています。中央の大きなテーブルに伊江島小麦を使った料理が何種類も並んでいます。どれも美味しそう・・。会場の奥からは、伊江島そばのいいにおいが漂ってきています。
つい手を伸ばしてしまいそうになりそうな気持ちをぐっと抑えて、スタートを待ちます。

伊江島ナイト

今回の取り組みは、沖縄伊江島で栽培されている「江島神力」といういえじま小麦と小麦生産者の支援で企画されました。いえじま小麦は、生産する農家が少なくなるなど消滅の危機にあります。16人の生産農家が「伊江島小麦を残したい」という想いで組合を作り、復活への取組をはじめました。何年もかけて土壌改良し、通常は捨てられるふすまという部分まで食べられる小麦を作っています。

伊江島小麦

いえじま小麦を使った沖縄そばに舌鼓

伊江島ナイトは、並んだ料理の説明を小麦生産農家さんにしてもらい、試食をするという流れで進んでいきます。料理の詳しい内容は別の記事にゆずりますが、中でも印象的だったのが、いえじま小麦を使った沖縄そば!全粒粉のいえじま小麦を使ったため、色も特徴的です。ふすまが入っているため、食物遷移やビタミンEなど栄養があるとのこと。

スープもおいしい!と感動していると
「伊江島で育った鴨を出汁につかっています。5時間以上、出汁をとっています。3回以上漉しているので、臭みもありません」
と、伊江島そばの生産や販売を行う伊江島の成島さんが秘密を教えてくれました。

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お腹も一杯になったところで、沖縄出身の唄者、饒邊紫乃さんと、舞踏家の村元マダレナさんがゲストで登場しました。沖縄の民謡と踊りのステージです。三味線の音と、はりのある唄声、つやのある踊りに自然と会場から手拍子が起こり、更には(お決まり?)スタッフの方も飛び入りで踊りに参加。会場は一体感に包まれました。

代官山

代官山マルシェ


ただ「小麦を買う」という一歩先を目指して

会場がとっても盛り上がった後は、伊江島の農家さんとの記念撮影でした。来年の春、いえじま小麦やいえじま小麦で作った沖縄そばを楽しみに待っています!

伊江島ナイト記念撮影

「ただ商品を買うだけではない。」
これはマイファーマーや代官山マルシェの取り組み全部に通じる考えです。ただ商品を買うなら、他にも沢山のサービスがあります。それでもマイファーマーは、生産者を知って、更に生産者と同じ時間を共有したりすることで、普段の食が楽しくなるし、そんなお手伝いが出来ればいいなと考えています。