覚えておきたい！コーヒー豆をお店で買う時の基礎知識

美味しいコーヒーを飲むために豆を直接買ってみる

数ある農作物の中でも、焙煎して、砕いて、お湯（水）で抽出して飲むという非常に特殊なコーヒー豆。より美味しく飲むための方法を代官山マルシェでコーヒーの販売をされているエモ珈琲さんにご紹介頂きました。




今回は専門店で豆を買う場合のコツです。まだ敷居が高く、お客の好みを聞いてその人に合った豆、挽き方を説明をしてくれるお店は少ないです。ちょっとした豆の選び方のコツを知り、好みにぴったりのコーヒーを見つけましょう。

まずは用途にあわせて豆の色を確認します

まずは豆の色。
色が薄い豆は浅煎りと言い苦味は少なく酸味が強いです。一方で、こげ茶色で表面に油がコーティングされたものは深煎りと言います。こちらは苦味好きの方やカフェオレ、アイス珈琲用におすすめです。

またカフェイン等の成分は深煎りより浅煎りの方が強いです。朝の目覚めや、これから頑張る休憩中の用途に。
※浅煎りでアイス珈琲を作るとミルクが強い酸で分解されやすいです。冷水と強い成分の相乗効果があるので、胃腸の弱い時にも控えて下さい。

そして大事なのが豆の香りです

次は香り。自分の好みを見つけるのに一番重要です。豆の入った容器を直接嗅げたり、サンプルを挽いてくれる、試飲させてくれる等がどれもできないなら、購入は止めておいたほうが良いかもしれません。
いい匂いがしていれば問題ないですが、ツーンとする刺激臭は豆の油が酸化したもの。古かったり周りが暑すぎて劣化したサインです。



珈琲豆を買う時は、焙煎した日からなるべく１週間以内が望ましいです。時間が経つとより熟成された美味しさはでてきますが、強い香りは新鮮な豆ならではですので。
保存は湿気と匂い移りを防げる様に密閉して冷蔵庫か冷凍庫で1ヶ月以内に飲みきる位がおすすめです。
ちょっとした目利きと気遣いで、贅沢な味に巡り会いましょう！

次回はコーヒー豆の違いをお伝えできればと思います。