代官山マルシェには、とっても個性的な出店者の方が集まります。そうした出店者や関係者の皆さんに支えられて毎月開催を続けています。そんな皆さんを少しだけご紹介!ということで、その笑顔でマルシェを温かくしてくれる、代官山マルシェの若大将ことお茶農家の小島平兵衛さんです。
京都宇治の文化・伝統を守っていくために
―― 小島さんは代官山マルシェ初期の頃からですが、いつからの出店でしょうか
2011年9月から出店させて頂いております。当時は代官山という土地で出店出来ることにわくわくしすぎて、スーツで気合をいれていって周りの出店者さんとのギャップに驚きました。(笑)
代官山は自分の中で、おしゃれなイメージが強かったのでマルシェもみんなスーツでやるのがふつうだと勝手に思い込んでいました。今では、作務衣を愛用しています。
―― 小島さんが「お茶」を意識されたタイミングはいつ頃だったのでしょうか
物心つくころから茶園の中で育っていて、お茶摘みさんと話をしていたので、意識というより生活の一部のような感じですかね。ぼくは5月の収穫が一番忙しい時期に生まれたこともあって、父親は僕をせおって茶園の管理をしていたらしいです。
―― 小さいときの小島さんは、どのようなお子さんでしたか
宇治という土地の中でも白川は、町からも離れていて自然の多い田舎なので、小さいころはカブトムシやクワガタや植物の採集が好きでしたね。とくに、カブトムシとクワガタは、カゴなどを持たずに手ぬぐいを巻きつけて持って帰っていました。じっとしていられない落ち着きのない子供だったと思います。
―― なるほど、今も自由奔放な感じがします。時々マルシェにも遅刻されますよね(笑)
いや、ちゃんと朝は起きてるんです。でも会場に着いたら・・なぜでしょうね。
手揉みの宇治茶をどんな形であれ体感して欲しい
―― 話を戻して・・小島さんの活動のベースは宇治だと伺っていますが
そうですね、生産を宇治でしているので、普段は京都のほうで活動させていただいていますが、最近では東京でもいろいろなイベントに声をかけていただけるようになりました。急須でじっくりと淹れるお茶を飲んでみたい、、習ってみたいというお声をもらえることはとっても嬉しいですね。最近は、マイファーマーさんとのコラボで代官山の素敵なオフィスで茶塾を開かせていただいているのが、愉しみの一つです。
―― 茶塾のお話も出てきましたが、マルシェの日には同じ会場で代官山茶塾を開催されています
そうですね。代官山茶塾と言う形で講座形式で宇治茶を知っていただく機会を持っています。前半は座学形式でお茶のうんちくを学んでもらって、後半は急須で入れるお茶を実演・体験してもらっています。 ぼくの扱うお茶は京都宇治の手摘みのお茶です。まずそこを是非味わっていただきたいなと。やはり、手摘みで芽先を揃えて摘むことで雑味のない、味わい深い、お茶本来の深い旨みがでます。そこをまず気軽に体感してもらうことが目的です。
心を込めて作る1杯から感じるお茶の醍醐味
―― 小島さんは急須を使ってお茶を入れることにも、強いこだわりをお持ちです
お茶は人に心を込めて入れてもらうのが一番おいしい。そこにちょっとした会話があればもっとおいしくなるし、お茶ってそもそもそういうコミュニケーションを媒介するものだと思っています。
正直、急須で入れたからと言ってお茶の味は劇的には変わらないんです。でも、急須でお茶を入れるプロセスって、さっきのお茶を楽しむ要素が全て詰まっているんです。 時間をかけて相手のために一杯のお茶を作る、それがお茶を楽しむ醍醐味だと思っています。
よく出店者の皆さんからは商売気がないと励ましや、お叱りを受けます(笑)でもぼくにとっては、お茶の販売も茶塾もマルシェに来場されるお客さんがお茶に触れるきっかけであればいいと思ってるし、そういうきっかけをぼく自身も作りたいと考えています。
―― 小島さんにとって代官山マルシェってどんな存在ですか
お客さんや刺激的で愉しい仲間が集まるつながりが持てる場、新しいアイデアが生まれる場、かなと思います。ここに来ると、喜んでもらえるお客さんがいて、ぼくもそんなお客さんに会えるのを愉しみに頑張っています。
京都宇治の文化・伝統を守っていくために
―― 小島さんは代官山マルシェ初期の頃からですが、いつからの出店でしょうか
2011年9月から出店させて頂いております。当時は代官山という土地で出店出来ることにわくわくしすぎて、スーツで気合をいれていって周りの出店者さんとのギャップに驚きました。(笑)
代官山は自分の中で、おしゃれなイメージが強かったのでマルシェもみんなスーツでやるのがふつうだと勝手に思い込んでいました。今では、作務衣を愛用しています。
―― 小島さんが「お茶」を意識されたタイミングはいつ頃だったのでしょうか
物心つくころから茶園の中で育っていて、お茶摘みさんと話をしていたので、意識というより生活の一部のような感じですかね。ぼくは5月の収穫が一番忙しい時期に生まれたこともあって、父親は僕をせおって茶園の管理をしていたらしいです。
―― 小さいときの小島さんは、どのようなお子さんでしたか
宇治という土地の中でも白川は、町からも離れていて自然の多い田舎なので、小さいころはカブトムシやクワガタや植物の採集が好きでしたね。とくに、カブトムシとクワガタは、カゴなどを持たずに手ぬぐいを巻きつけて持って帰っていました。じっとしていられない落ち着きのない子供だったと思います。
―― なるほど、今も自由奔放な感じがします。時々マルシェにも遅刻されますよね(笑)
いや、ちゃんと朝は起きてるんです。でも会場に着いたら・・なぜでしょうね。
手揉みの宇治茶をどんな形であれ体感して欲しい
―― 話を戻して・・小島さんの活動のベースは宇治だと伺っていますが
そうですね、生産を宇治でしているので、普段は京都のほうで活動させていただいていますが、最近では東京でもいろいろなイベントに声をかけていただけるようになりました。急須でじっくりと淹れるお茶を飲んでみたい、、習ってみたいというお声をもらえることはとっても嬉しいですね。最近は、マイファーマーさんとのコラボで代官山の素敵なオフィスで茶塾を開かせていただいているのが、愉しみの一つです。
―― 茶塾のお話も出てきましたが、マルシェの日には同じ会場で代官山茶塾を開催されています
そうですね。代官山茶塾と言う形で講座形式で宇治茶を知っていただく機会を持っています。前半は座学形式でお茶のうんちくを学んでもらって、後半は急須で入れるお茶を実演・体験してもらっています。 ぼくの扱うお茶は京都宇治の手摘みのお茶です。まずそこを是非味わっていただきたいなと。やはり、手摘みで芽先を揃えて摘むことで雑味のない、味わい深い、お茶本来の深い旨みがでます。そこをまず気軽に体感してもらうことが目的です。
心を込めて作る1杯から感じるお茶の醍醐味
―― 小島さんは急須を使ってお茶を入れることにも、強いこだわりをお持ちです
お茶は人に心を込めて入れてもらうのが一番おいしい。そこにちょっとした会話があればもっとおいしくなるし、お茶ってそもそもそういうコミュニケーションを媒介するものだと思っています。
正直、急須で入れたからと言ってお茶の味は劇的には変わらないんです。でも、急須でお茶を入れるプロセスって、さっきのお茶を楽しむ要素が全て詰まっているんです。 時間をかけて相手のために一杯のお茶を作る、それがお茶を楽しむ醍醐味だと思っています。
よく出店者の皆さんからは商売気がないと励ましや、お叱りを受けます(笑)でもぼくにとっては、お茶の販売も茶塾もマルシェに来場されるお客さんがお茶に触れるきっかけであればいいと思ってるし、そういうきっかけをぼく自身も作りたいと考えています。
―― 小島さんにとって代官山マルシェってどんな存在ですか
お客さんや刺激的で愉しい仲間が集まるつながりが持てる場、新しいアイデアが生まれる場、かなと思います。ここに来ると、喜んでもらえるお客さんがいて、ぼくもそんなお客さんに会えるのを愉しみに頑張っています。